MENU愛野歯科の診療内容について

口腔内科治療

口腔内科治療とは、顎口腔に症状をおよぼす全身性の疾患を診断し治療を行なうものです。
当院で診療を行っている代表的な疾患を以下に説明します。

単純疱疹

単純疱疹ウィルスによる感染で、粘膜に疱疹性湿疹が見られる疾患です。一般的に口唇ヘルペスやヘルペス性口内炎と呼ばれています。
疲れたときや体力が落ちているときに発症し、採血によって確定診断がつきます。
治療は抗ウィルス薬の塗布や内服を行います。また、栄養の補給は重要です。

帯状疱疹

帯状疱疹ウィルスによる感染で、顔面皮下に走っている三叉神経の走行部に水泡を発症します。また、口腔粘膜にも水泡や発赤湿疹が出現し、激しい疼痛や発熱も伴います。
単純疱疹と同様に、疲れたときや体力が落ちているときに発症し、採血によって確定診断がつきます。治療は抗ウィルス薬の内服や点滴を行います。また、栄養補給と安静は重要です。

唾液腺炎

唾液腺は大きく分けて、耳下腺、顎下腺、舌下腺があります。これらの唾液腺が炎症を起したものを唾液腺炎と言います。
症状は、頬や顎の下が腫れや発熱が見られます。
治療は体力回復と抗生剤の点滴です。

三叉神経痛

三叉神経は顔面、口腔の感覚を司る神経です。三叉神経痛は神経の走行に沿って起こる発作性の電撃痛で、神経痛の中では発生頻度が高い神経痛といえます。
治療は特効薬であるテグレトールを内服します。確実な診断と内服薬の微妙な調整が大切です。

顔面神経麻痺

顔面神経とは、顔の表情を作る神経です。顔面神経麻痺が起こると、顔の筋肉(表情筋)が下がり、表情が作れなくなります。疲れや精神的要因で引き起こされる可能性が多いといわれています。
治療はマッサージやビタミン製剤と神経活性剤の内服を行います。重度であれば、脳神経外科の加療が必要になります。確実な診断が大切です。

舌痛症

舌痛症とは、舌は肉眼的に正常ですが、ひりひりぴりぴりといった痛みを自覚する疾患です。疲れや精神的要因によって引き起こされます。
治療は漢方薬を使います。また、口腔癌かもしれないという恐怖を取り除く必要があります。
当院の歯科医師は、舌痛症を含む口腔心身症の専門家です。お気軽にご相談ください。

口腔乾燥症

唾液腺は加齢とともに萎縮してきます。しかし、そうであっても、乾燥しすぎると、口腔内にカンジダ(カビ)が発生したり、粘膜の炎症を引き起こしたりします。
また、口腔乾燥の原因が膠原病であることもあります。正確な診断は大切です。
口腔乾燥に対する治療は、唾液を出す内服薬を使用します。また、膠原病である場合は内科での加療が必要になります。